PEKOのひとり飲み

身辺雑記。心に移りゆくよしなしごとを飲みながら書いています。

かぐや姫の物語〜広すぎる行間〜@元日のよこはま

昨日の話になっちゃいました。

お正月は飲んじゃうとあっという間に過ぎますねー🍺🍷🍶
 
元日の映画館。混んでいるのかと思いきや…。
めったに行けないファーストデイ。全員1,000円。
 
ところで、映画館の入場料の割引制度は不平等で、働き盛りの男性が一番冷遇されています。
レディースデイはあってもメンズデイはないところが多い。
夫婦で一方が50歳以上の割引ってありますが、事実婚同性婚や恋人同士はダメなの?
男性の文化活動が停滞すると、嫌な世の中になりますから(断言できます!)、4月に増税になっても、もっと入場料安くしてくださいね。。映画館関係者の方よろしくお願いします。
 
夕方の回に行ったのですが、空いてました。
今まで、三賀日に映画館へ行ったことなどなかったような気がしますが、意外と穴場なんですねー。
 
ジブリの新作、高畑勲監督『かぐや姫の物語』を観ました。
現存する日本最古の物語『竹取物語』の映画化。
なんたってアニメーションですから、絵さえ描ければどんな演出も自由自在です。
しかも、原作の『竹取物語』のざっくりしていること。
 
手元にある、小学館日本古典文学全集8『竹取物語 伊勢物語 大和物語 平中物語』から少し引用します。
 
「いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。名をば、さぬきのみやつことなむいひける。その竹の中に、もと光る竹なむ一すぢありける。あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうていたり。」(…iPadでは歴史的仮名遣いの表記ができないので、「いたり」の「い」は現代仮名遣いになっています。)
  
言うまでもなく、この「三寸ばかりなる人」がかぐや姫なのですが、この8行後に、まさにあーっという間に成人してしまいます。
「この児、やしなふほどに、すくすくと大きになりまさる。三月ばかりになるほどに、よきほどなる人になりぬれば、髪あげさせ、裳着す。」
 
そして、「この子いと大きになりぬれば、名を御室戸斎部の秋田(みむろどいむべのあきた)をよびてつけさす。秋田、なよ竹のかぐや姫と、つけつ。」というわけで、名前をつけてもらいます。
 
と、その3行後からは、5人の貴公子と帝による求婚。
かぐや姫は応じませんがね。
 
つまり、原作に何を盛り込むか、によっていかようにもアレンジ可能。
 
で、ジブリが何を盛ったかというと、『アルプスの少女ハイジ』なんですって(プログラムより)。
道理で、この映画のかぐや姫は元気がいい。この映画はあと1ヶ月くらい上映するとのことなので、内容を具体的に書くことは避けますが、冒頭の竹林シーン以降は、何だか元気な女の子のお話になります。
 
私が興味を持っていたのは、ラストの昇天シーンの描き方なのですが、原作にあるような、竹取の翁と天人の会話や争いなどなく、あっという間に、あまりにも悠々と雲に乗って月に帰ってしまいます。
明らかに地上界より天上界の方が断然「いいところ」って感じです。
 
昔、♫天国よいとこ一度はおいでー、酒はうまいしねえちゃんはキレイだ♪ っていう歌がありましたが、そんな感じ。
 
映画には、原作に「かぐや姫は罪をつくりたまへりければ、かく賤しきおのれ(竹取の翁)がもとに、しばしおはしつるなり。」とある、かぐや姫の罪に触れる場面もなく、かぐや姫の地上界に対する未練も感じられず、何だか余りにあっさり終わってしまいます。
なーんだ、って感じ。
 
ところで、かぐや姫が月に帰る時、天の羽衣を身につけると地上界の記憶をすべて失うのですが、この設定は、人間の死の瞬間のメタファー(つまり、あの世へはこの世の思い出を持っていけないということ)なのではないかしら⁇
 
喜怒哀楽も生きてるうち。
 
一年の計は元旦にあり。
元旦じゃないけど、元日に映画を観たということは、今年は歌舞音曲に興じます🎶
 
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今日はこれ。
上から読んでも下から読んでも…。
 
初売りでget‼︎ お正月限定樽酒。香りがいいです。
でも、ずーっとお正月ってわけにはいきませんよね。。
 
今夜全部空けたりしませんから、ご心配なくm(_ _)m