PEKOのひとり飲み

身辺雑記。心に移りゆくよしなしごとを飲みながら書いています。

「パーソナル・ソング」@シアターイメージフォーラム

謹賀新年🎍
明けて2日。1年ぶりに映画館で映画を観ました。
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午前中の青山通りは閑散としていて、お店もほとんど年始のお休み。
そんなこともあろうかと、ヒカリエの地下でサンドイッチを買っておきました。大正解(^^)。

昨年は、元日にジブリの「かぐや姫の物語」を観た以外、1度も映画館に行かなかったという事実に驚いています。
このBlogを充実させるためにも、最低でも3本くらいは観たかったのですが…。

そんなに忙しかったのか…はあ。。

今日観た「パーソナル・ソング」は、サンダンス国際映画祭においてドキュメンタリー部門で観客賞受賞。マイケル・ロサト=ベネット監督の初めての作品で、音楽による老人の生活環境向上を目的としたNPO組織「ミュージック&メモリー」設立者のダン・コーエン氏の3年にわたる取り組みの記録です。

サイトはこちらhttp://personal-song.com/

テーマは認知症。パンフレットによれば、アメリカでは患者数500万人以上、その治療や介護に関連した職業人口は1000万人。日本でも高齢者の4人に1人、約400万人が認知症を抱えているとされているとのこと。病名の定義については、「認知症とは病名ではなく、記憶や判断する力が障害を受け、社会生活に支障をきたす状態のこと。アルツハイマー病は、脳の萎縮が進んで起こる病気と定義されている。」とあります。
現在のところ完全な治療法はなく、多くの場合、抗精神薬等の投与による薬物治療と、脳を活性化させる様々なアプローチによる非薬物治療で、症状の進行を遅らせることを目指します。

映画の冒頭で、ベネット監督は90歳の女性に様々な問いかけをしますが、彼女は「…若いころにどう過ごしていたのかが全く思い出せないわ」と暗い表情。そんな彼女に、ルイ・アームストロングの♪聖者の行進♪を聴かせると、彼女はみるみる明るくなり、学生時代のエピソードを思い出し、生き生きと語り始めます。

さらに施設で暮らす男女に対して、次々に同様の働きかけを行うことにより、患者達が語り始める、という展開。

認知症患者の好きな音楽=パーソナル・ソングを聴かせることにより、その音楽が記憶の糸を手繰り寄せ、患者達が明るい表情を取り戻していく。このように音楽が脳に与える効果はどんな薬にもまさる。曰く「1000ドルの薬より、1曲の音楽を!」

映画の中で、『レナードの朝』の原作者であるオリバー•サックス医師が「音楽は感情に訴えかけることができるので、心を呼び覚ますことができる」と語る場面があるのですが、思考や言語ではなく、運動や感情の領域は認知症によるダメージが少ないのだということを初めて知りました。

認知症患者に対してのみならず、音楽がすべての人のQ.O.L(生活の質)の向上にもたらす効果について、もっと重要視されるべきだと思います。病んでからでは遅いのです。その人の「パーソナル・ソング」は何かということが、当人だけでなく、少なくとも、ある程度身近な人達の間で共有されていないと、窮地に陥った時に助けられません。そのためにも日頃から音楽をー🎶

私の「パーソナル・ソング」については、今年もこのBlogに書きまーす(^O^☆)♪よろしくお願いします♪

また、これを機にシアターイメージフォーラムの会員になりました。
今年はここに通います。