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PEKOのひとり飲み

身辺雑記。心に移りゆくよしなしごとを飲みながら書いています。

「ルンタ」@シアターイメージフォーラム

非暴力による抗議というには、余りに衝撃的で痛ましい現実。

チベットに自由を‼️
この映画のチラシには、「2008年、北京オリンピックを目前に控えチベット全土で平和的デモが発生すると、中国当局は容赦ない弾圧を加え、ラサだけでも、200名を超えるチベット人が命を奪われた(亡命政府発表)。」とある。

この頃から、中国政府に対する抗議行動としてチベットで起きている焼身。
十代、二十代の若者や僧侶達が、ガソリンをかぶり、我が身に火を放つ。
数年前、Twitterにリンクされた画像を目にしたことがあり、言葉を失った。

この映画のサイトです。
タイトルの『ルンタ』とは、「風の馬」という意味とのこと。

この映画は、インド、ダラムサラチベットの支援組織であるNGO「ルンタプロジェクト」を立ち上げ、追い詰められたチベット人の避難所である「ルンタハウス」を営む原一博さんへのインタビューを通して、チベットの現状を伝えるもの。

原一博さんのBlogはこちらです。

中原さんが訪ねるのは、ダラムサラやアムドの人々が祈りを捧げる僧院や、デモの現場。
自由と自治を力ずくで奪われ、苛酷な拷問を受け、追い詰められた果てに、遺書を書き残して焼身に至る若者たちのナマの姿がスクリーンに映し出される時、現世に絶望し、自ら苦しみ、切羽詰まった来世への渇仰を見る。

1990年代に2度、チベットを旅したことがある。その時の強烈な印象は、今も胸に焼き付いている。天空の」と形容されるかの地は、陽射しが強く、空気の薄いところで、厳しい自然条件下で普通に生活している人々の笑顔が今も印象に残っている。原色に彩られた密教寺院は、圧倒的な存在感があり、飲み込まれそうなほどの迫力を持つものであった。

その時から約20年を経て、大きな悲しみを伴って観た映像。このように無惨な出来事が一刻も早くなくなりますように。祈らずにはいられない。